デビューからF無しで2度目の優勝

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今泉友吾

8日に終了した平和島のゴールデンウイーク開催は、今泉友吾が優勝した。先日もお伝えしたように、この開催にはF休みで地元戸田のGW開催に出場できなかった桐生順平が参戦。東京支部勢が桐生の優勝を阻止できるかどうかも焦点となっていたが、桐生は準優敗退、優勝戦は無事に東京勢が占める結果に落ち着いた。

今泉にとってはこれがデビュー2度目の優勝。昨年12月、同じ平和島で決めた初優勝は6号艇6コースから差してのもの、3連単は19万舟という大波乱の主役となった。しかし今回は予選トップからの王道優勝、みごと人気に応えてみせた。また、今回の優勝戦には偶然にも前回の優勝時に1号艇だった山田哲也が6号艇で出場しており、まさかのドラマの予感も、山田はトップSながら5着までだった。

今泉はデビュー以来、一度もFや出遅れのスタート事故を起こしたことがない。そして今回の優勝はデビューから1350走目のもので、これは記録が分かる範囲ではデビュー後スタート無事故で優勝の最長記録となる。これまでは渡辺浩司が2009年に記録した1264走が最長で、また今泉の前回優勝も歴代3位となる。

デビューから1350走でスタート無事故は歴代2位の長さ。1位の渡辺浩司の記録は1383走で止まっており、今泉はこの記録にも迫っている。ひょっとすると、出場の決まっている琵琶湖イースタンヤングで記録達成となるかもしれない。

ご存知のように、今泉は遅攻派。デビュー以来の平均スタート発順は、ほぼ4位台。また7月からの19年後期は4期ぶりにA1に返り咲くことになるが、平均STはコンマ20、これは全体の平均STが0.156のA1級の中では最も遅いタイミング、A1級には4人しかいない。しかしこうしたスタイルが、デビュー以来無事故でも2回も優勝できる、その要因のひとつなのは間違いないだろう。