下関
SG賞金の変動
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平成年間のボートレースを数字で振返る、その第2回目は「SG賞金」について。
ボートレースのレース体系は、SGを頂点とするピラミッド型になっているのはご存知の通り。そして平成年間に最も変化したと思われるのが頂点のSGレースだ。現在、年間9レースが開催されているSGのうち、4レースは平成になってから創設されたものなのだから。
平成になって創設されたSGは、平成3年開始のグランドチャンピオン決定戦、同8年にスタートしたオーシャンカップ、平成9年にそれまでのGIからSGへと昇格した賞金王シリーズ、そして平成10年開始のチャレンジカップだ。
SGの賞金も平成年間にかなり変化している。平成元年の賞金は以下の通りだった(名称は現在のもの)。
ダービー 2100万円
メモリアル 1800万円
クラシック 2100万円
オールスター1800万円
グランプリ 3300万円
それが平成5年には以下のようにアップしている。
ダービー 3000万円
メモリアル 2500万円
クラシック 3000万円
オールスター2500万円
グランプリ 5000万円
グランドチャンピオン3000万円
後発のグラチャンが、オールスターやメモリアルよりも高額賞金だった時代もあったのだ。その後、グランプリ(&シリーズ)を除きSGの賞金は統一されるようになる。平成15年の賞金を見ると、グランプリ1億円、グランプリシリーズ1600万円の他は、すべて4000万円に統一されていた。
しかし売り上げ低迷などもあり、平成23年にはグランプリを除くSG賞金が減額された。昭和時代に創設されたものが3500万円、平成時代創設のものは2500万円になってしまった(グランプリSは1600万円)。
ボートレースはSGの優勝賞金を増額することで話題性を高めてきた面がある。しかし賞金が減額されてしばらくたった平成27年ごろから、SG優勝の表彰式で掲げられるプレートには賞金額ではなく、「WINNER」という文字が記されるようになったことにお気づきだろうか。
ただ、このところの売り上げ回復傾向もあり、今年度からSG賞金が増額された。現在の賞金をおさらいしておこう
ダービー 3900万円
メモリアル 3900万円
クラシック 3900万円
オールスター3900万円
グランプリ 1億円
グランドチャンピオン3300万円
オーシャンカップ3300万円
グランプリS 1700万円
チャレンジカップ3300万円