マスターズはいくら売れる?
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【濱野谷憲吾】<!--
【濱野谷憲吾】-->
火曜日、4月16日からは宮島で第20回マスターズチャンピオンが開催される。宮島でマスターズが行われるのはまだ名人戦と呼ばれていた第9回大会以来、11年ぶりのこと。その時は地元の田中伸二が優勝を飾っている。なお、今回の出場選手発表以降、倉谷和信と石田政吾が私傷病により出場辞退となったため、都築正治、浅見昌克が繰上げで出場となっている。
今回のマスターズ、売上目標は57億円ということだ。前回、福岡での19回大会の目標が54億円だったので、現在の売上状況から考えると妥当な目標と言えそうだ。福岡では最終的に54億8000万円ほどの結果となったので、宮島も目標を上回りたいところだろう。怖いのはフライングか。
もうずいぶん長い間、プレミアムGIの売上は、クイーンズクライマックスを除けば100億円を下回っているのはご存知だろう。マスターズも最後に100億円以上を売り上げたのは06年の尼崎大会で、以降はずっと100億円以下となっている。
これを全体売上と比較すると興味深いことがわかる。前記の06年尼崎大会が行われた06年度、ボートレース全体の売上は約9700億円。つまりマスターズ売上が全体売上に占める割合は、現在よりずっと大きかったのだ。06年尼崎大会が約1%だったのに対して、昨年の福岡大会の場合は0.43%でしかない。
これはSGでも同じ状況だ。電投の普及でビックレースばかりに注目が集まる傾向が薄まったためだろう。とはいえ、かつては100億を超えていたマスターズ、そこに近づいていくポテンシャルはまだあるはず。濱野谷憲吾など人気者も更に加わった今回大会、57億と言わず、60億円くらいは売れてほしいものだ。