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【立間充宏】<!--
【立間充宏】-->
27日まで宮島で行われていた「九スポプレゼンツ9代目ヘビー級王決定戦」。体重54キロ以上のレーサーがあっせんされるこの開催で、優勝したのは立間充宏。9戦7勝、オール2連対で優勝戦1号艇。優勝戦は4号艇・西島義則の前づけをギリギリで防ぎ、スタートは6番手と遅れたもののなんとか伸び返して逃げ、通算30回目の優勝を飾った。
表彰式では、元選手の宮武準さんが制作したチャンピオンベルトを掲げ「節一だったと思う。(このレースは)よく呼んでもらうし、1度は優勝したかった」と話し、同時に「浜名湖の準優も応援よろしく」と、同時刻に妻の寺田千恵が出場しているオールレディースの宣伝をするなど、ご機嫌の対応だった。
このヘビー級王決定戦は2010年から始まっており、もはや宮島の名物レースともなっている。なにしろ、たとえば初日1Rの「メガトン特選」では出走表の体重欄に60キロ台の数字が並ぶなど重量級をこれでもかと強調。またふだんはランチタイムと銘打っている6Rもこの開催だけは「ちゃんこタイム」と称する遊び心も。
ちなみに過去8回の優勝者は以下の選手。
1回 中村有裕
2回 中村有裕
3回 海野康志郎
4回 貞兼淳二
5回 横澤剛治
6回 海野康志郎
7回 荒井輝年
8回 山田雄太
2回優勝したレーサーがふたりいるほか、勝っているのは、こうした企画レースでなくても実績を残している選手ばかりだ。前回の優勝者山田雄太は今年も3号艇で優出していた(3着)。やはり体重ハンデが少なくなっても、ふだん勝てないレーサーが優勝にこぎつけるのは難しいか。
ヘビー級王決定戦は16年からは他場でも開催されるようになり、現在では宮島の他に桐生、多摩川、琵琶湖で行われている。となるとひとつの「ミニリーグ戦」と考えることもできる。ひょっとしたら一定のレース傾向も見られるかもしれないので、研究してみる価値もありそうだ。
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