新人のスタート力
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【前田滉】<!--
【前田滉】-->
昨年11月にデビューした123期、まもなく3ヶ月が経ち期の半分が終わる。22日現在で勝率トップは前田滉で2.74、前原大道が2.59で続く。勝率は2点オーバーは現状で4人、これは例年のペースと言っていいか。
気になるのはフライング。最近、新人によるデビュー期のフライングが多くなっている。ひとつ上の122期は、デビュー期で18本のフライングあった。全26人なので、かなりの人数を占めたことになる。
123期はここまで6人(24人中)がフライング切っているが、122期と比べると少なめと言えるだろう。斡旋がそもそも少ないB2級としてデビューし、さらにフライングを切ってしまうデメリットはかなり大きい。
現在、勝率トップの前田は、養成所の成績が良かったので「B1斡旋」もある上にフライングも切っていない。出走数は同期の中でも格段に多く、それだけでも大きな差となって成績に表れるはず。
同じく「B1斡旋」の松本純平はフライングを1本、その後に落水も喫し事故点が多く、勝率は1.63と苦しいデビュー期になってしまった。
ほとんど6コースから戦うことになる新人は、スタートを行かなければまず勝負にはならない。しかし、前述したようにフライングのリスクを考えると、無理なスタート勝負をするのも考えもの。難しい選択だが、それでも成長するためには避けて通れない選択でもある。