GP優勝無しの支部はふたつだけ
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先日まで行われていたグランプリは、峰竜太の優勝で幕を閉じた。この優勝は峰自身のみならず、佐賀支部にとっても悲願だったといえる。
今回で33回を迎えたこのグランプリ(賞金王決定戦)では、佐賀支部の選手がなかなか優勝できなかったからだ。33回目にしてようやく初優勝を飾ることができたことになる。峰本人も「これまで上瀧(和則)さんたちが、何ヶ月も前から減量をしていたりするところを直に見てきました。それでもなかなか勝てなかったのに、自分が初めて勝てて大変光栄です」と語っていた。
ちなみに佐賀支部選手がグランプリの優勝戦に乗ったのは今回が通算5回目。過去には引退した古川文雄が2回(第1回と第11回)、上瀧和則が1回(第19回)、峰竜太が2回(第32回、第33回)。
全国に支部は18あるが、このグランプリでは、地元の大阪や選手の数も多く層も厚い福岡などが優勝を重ねてきた。大阪支部は野中和夫・田中信一郎・松井繁と3人のV3(現在まで3勝が個人記録)を含む10勝を挙げてダントツ、福岡は同じくV3の植木通彦を含めて6勝している。
ところが、選手数の多い支部でもなかなか勝てなかった支部もある。例えば愛知支部は7年前に池田浩二が勝ったのが初めて、岡山支部も4年前の茅原悠紀が初めてだった。そして昨年も桐生順平が勝って埼玉支部から初優勝が出た。佐賀支部の峰の優勝により、グランプリは2年連続で支部別の初優勝となった。これも珍しいといえようか。
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