新SG覇者・馬場貴也の声
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【馬場貴也】
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芦屋チャレンジカップでSG初優勝を果たし、初のグランプリ出場を決めた馬場貴也。本誌マクール11月号の巻頭インタビューに登場したばかりで、SG覇者になる前の声を拾ってみよう。
インタビューを行ったのは9月で、ダービーに初出場するということが決まった頃だった。
「いつかはダービーに出たいとは思っていましたけど、なかなか1年間を通して勝率を安定させるということができなかったです。ダービーは兄弟子の守田俊介さんが優勝したタイトル、守田さんは『ダービーだけは絶対に出たい』と言っていたんです。守田さんがそれだけ言うダービーに、自分も出続けられるような選手になりたいと思います」
こんな話をしたダービーで守田が優勝し、自身のチャレンジカップVへもつながった。
しかし、ここ最近ずっと調子がよかったかといわれれば、好不調の波は大きかった。実際、SG出場も夏のオーシャンカップが3年ぶりだったし、「その間、もうSGに出られないんじゃないかと思うこともありました」というほど。その原因のひとつに同期の長田頼宗の活躍がある。「長田が先にSGを獲って、上の舞台で活躍しているのを見て、ずっとライバル心を持ってやってきたので、自分も追いつきたいと意識しすぎて空回りしていたのかもしれません。自分は気持ちを入れすぎるとダメなんだな、と意識を変えました」。
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