優勝カップの意外な使い道
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【毒島誠】
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鳴門で行われた「GIダイヤモンドカップ」は、毒島誠の当地GI連続優勝で幕を閉じた。この優勝で獲得賞金は1億3761万円となり、2位以下に4000万円近い差をつけ、ぶっちぎりの1位を独走している。
表彰式を見ていると、非常に多くのトロフィーや優勝カップをもらっていることに気付く。SGやGIなど大きな大会の時だけではなく、一般戦で優勝した時にもカップの授与が行われるなど、強い選手はもちろん、そうでない選手も含めて、ボートの選手はカップをもらう機会に恵まれている。
それらを選手たちは自宅に送り、飾ったりするのだが、すべてを飾るのは到底不可能だろうし保管も場所を取るので大変。「かといって捨てるのも忍びないので、ファンにあげたりする」という選手もいる。
ところで、本誌マクール11月号のマクール探偵局では、選手たちによるボランティア活動を調査している。そこでは東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、九州北部豪雨などの災害ボランティアへ選手たちが積極参加しているという現状をお伝えした。
そのなかにパラスポーツ団体への支援や応援をしていることにも触れている。具体的には、活動資金の支援やボートレーサーによる競技運営ボランティア、そして優勝カップ寄贈など。
パラスポーツを巡る環境は、恵まれているとはとても言い難く、全国レベルの大会で優勝しても小さなメダルがもらえる程度。そこで日本モーターボート選手会は、ボート選手たちから不要になった優勝カップを集め、カップのプレート部分を付け替えて、大会で優勝した選手にそれを渡すということを始めた。するとパラ選手たちは「本当にうれしい。こんな立派なもの、初めてもらった」などと大喜び。競技へのモチベーションが上がって、「東京パラリンピックに向かって頑張る」と意気込む選手もいるほどだ。
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