平成元年の出走表と現代を比較する
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現在発売中の本誌マクール11月号では「古き専門紙を今、読み込む」という企画を組んでおり、次号の12月号でもそのパート2をお送りする予定だ。
今から30年~40年ほど前の専門紙やパンフレットを主に紹介しているが、このほかにも資料として平成元年前後の出走表も手に入れた。ここでは本誌に載せきれなかった30年ほど前の出走表から、現代ボートとの比較をしてみよう。
平成元年1月28日(土)戸田一般戦4日目の出走表を見てみる。この節のタイトルは「第5回内外タイムス杯競走」。東京の夕刊紙の冠レースで、26回続いた恒例のタイトル戦だったが、2009年に廃刊し、同レースも終了した。
出走表の大きさはほぼA3(それよりもわずかに大きい)。今の戸田の出走表と比較すると、ちょうど2分の1のサイズだ。レースは11レース制で1~5Rが連勝複式、6~11Rが連勝単式。選手の級別は「A」と「B」のみ。
同節は男女混合戦。最ベテランは登番155の大下靜雄(徳島)で60歳。何と希望コースは「外」とある。2番目が女子の古川美千代(登番522、三重)。女子選手最長の39年間活躍し、10回の優勝を果たしたかつての強豪だった。出場選手のほとんどがすでに引退しているが、2人だけ現役で残っている。それが2009年の鳴門名人戦で優勝した山崎毅と、選手会の理事を務め一時戦列から離れていたが今年の7月に水面に戻ってきた佐野隆仁。
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