最優秀新人争いに大きな一手!

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大山千広

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大山千広】-->

最優秀新人争いに大きな動きがあった。津で行われたヴィーナスシリーズで、大山千広が今年2回目、通算では3回目の優勝を果たした。

116期以降が対象の最優秀新人の賞レースは、ここまで優勝2回、勝率トップの宮之原輝紀や初優勝から2節連続Vの上田龍星もその輪に加わっていた。しかしこの優勝でV2とした大山には、「ヤングダービー優出」というあまりにも大きな勲章がある。

さらにほかの部門でも見てみても、勝率2位(宮之原とは0.01差)、優出9回で1位、1着回数52勝で2位(トップは栗城匠の56勝)、獲得賞金2051万円で1位。ほとんど文句なしの成績だ。

これを覆すとしたら、GIやGⅡで優勝するくらいしかない。昨年は仲谷颯仁が、優勝3回、ヤングダービーと大村モーターボート誕生祭で優出、SGにも初出場し、ほぼ盤石とみられたが、羽野直也が大村周年での優勝をはじめ、仲谷と同等以上の成績を残し、逆転受賞したことは記憶に新しい。

今年の場合、対象選手の中に現時点でA1級がいないので、年内のGIへ出場する可能性がある選手はいない。11月11日から始まる大村のGⅡモーターボート誕生祭に栗城が出場するが、現在F2の身。長期の休みに入る直前の節でもあり、苦戦が予想される。

よって、ほぼ大山で決まりという状況になったが、ほかの選手がさらに優勝回数をのばすなどして、逆転の可能性を残すのか、それとも大山がダメ押しをするのか、年末まで目が離せない。