レーサーと“愛機”

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鳥居塚孝博

現在開催中の桐生の赤城雷神杯(62周年)。地元群馬支部からはSG2連勝中の毒島誠や山崎智也をはじめ8人の選手が出場している。その中で、06年の50周年以来の久々の地元記念出場となっているのが鳥居塚孝博

前回が地元記念初出場だったので、これが2回目の出場でもある。鳥居塚は00年前期にA級昇格以来、一度もB級には落ちていないものの定位置はA2級。A1への昇格があっても1期、あるいは2期で陥落がパターンだっただけに、なかなか斡旋が入らなかったのも仕方がないか。それが今期は初めて3期連続でA1確保、晴れて12年ぶりの出場となった。

地元の周年に12年ぶりに出場というのはある意味珍しいケースではあるが、今回の鳥居塚はもうひとつ、珍しいことを経験することになった。今回引いたエンジンは33号機。そして鳥居塚がこの現行使用33号機を引いたのは、これが実に3度目なのだ。

同じエンジンを引いたという話はよく聞く。しかし、さすがに3度目というのは珍しいのではないかと調べてみると、どうやら1年に2~3回は発生する事例ではあるようだ。やはり基本的には地元の選手が多い。だが、今年3件発生しているうち、兵庫の廣瀬将亨のケースは超レアといえそうだ。なにしろ遠征先の芦屋で、斡旋された3節連続で同じエンジンを引いたのだから。