新人賞争いをリードする宮之原輝紀

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宮之原輝紀

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宮之原輝紀】-->

今年の最優秀新人賞の対象となるレーサーは116期までの選手たち。現在、その中でトップに立っているのは118期の宮之原輝紀(東京)だ。今年の勝率は8月16日までで6.35、優出2回で優勝も2回記録している。

同期で同じ東京の栗城匠が勝率では6.09と追っているが、優出2回ながら優勝はゼロ。また今年が最優秀新人の対象としては最後となる大山千広は、優出が5回と抜けているものの優勝は1回のみ、勝率は5.92で3位。まだ4ヶ月を残しているので大きな変化もあり得るが、宮之原が賞争いのトップを走っているのは間違いないだろう。

宮之原の初優勝は今年6月、地元江戸川の男女W優勝戦。3号艇3コースから、まくり差しての優勝だった。そのレースに関しては「1マークのまくり差しは、優勝するならアレしかないと、イメージしたとおりのターンができました」(月刊マクール8月号)と語っている。デビュー2度目の優出にしての優勝だったので、勝負強さも備えていると言えそうだ。

そして2度目の優勝が先日の平和島お盆レース。出場最年少ながら予選をトップ通過、準優も難なく逃げ、最後もトップスタートから危なげなく逃げ切った。ちなみにこの優勝戦には新人賞争いのライバル、栗城匠も6号艇で乗っていた(5着)が、賞争いの差がそのまま出たといったところか。

21歳になる前に複数回の優勝を果たした選手は、最近では岡崎恭裕しかいない。もっとも岡崎の場合、21歳になるまでに6回もの優勝を果たしているのでスケールは違う。ただ、宮之原は養成所時代に勝率8.12という驚異的な成績を残し大いに騒がれた存在。今後、その潜在能力を爆発させる可能性は十分ある。