スタート野郎とスタート巧者
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【菊地孝平】
【菊地孝平】-->
絶対的なスタート勘の持ち主はいるものだと感じさせられた。12日が最終日の浜名湖お盆開催、その4日目(10日)5Rでのこと。
出走メンバーは1号艇から、鈴木秀茉、池田雄一、芹澤克彦、高塚清一、菊地孝平、川合理司。当然、意識するのは菊地のスタート攻勢だろう。実際、同節も0台スタート連発で、ほかの5選手に掛かるプレッシャーは小さくないはず。
枠なり3対3で進入し、スリットを通過した瞬間、実況の山口アナが「イン・センターが…、おぉぉっ~とお゛お゛お゛ぉぉぉぉぉ~、そのイン・センターがみんな行っちゃったぁぁ」と大絶叫。
その言葉通り、1~4号艇の4艇がフライング。なかでも鈴木と芹澤はプラスコンマ05以上の飛び出しだったため、即日帰郷処分。そんな中、菊地はきっちり08で駆け抜け、さすがと言うほかないスタート勘。菊地の場合はただ早いだけではない。実に3年以上フライングを切っておらず、今回のような集団Fが出ても、それにつられず、自分の勘できっちり決めてくるあたりがこの人のすごさでもある。
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