選手班長は大変だよ…

【土屋千明】

【土屋千明】

山川美由紀の優勝で幕を閉じたプレミアムGI「第32回レディースチャンピオン」。この節の選手班長を務めたのが土屋千明だった。本誌マクール8月号に掲載した土屋のインタビュー内では、「レディースチャンピオンでは、松本晶恵ちゃんが選手班長になって、私が開会式の挨拶を務める」と話していたが、事情が変わって、結局土屋が班長を務めた。

選手班長はなかなか忙しい。文字通り1節間の選手の代表となって、何か問題が起きると、必ず立ち会わなければならない。選手側からの意見を関係者に伝えたり、号令をかけたり、小さな仕事から大きな仕事まで班長になる選手の負担は決して小さくない。

選手班長に任命されるのは、基本的にその節で最もベテランの地元や中堅選手。選手会の役員(支部長や理事など)をしていても、その役目が回ってくることが多いという。

5月のオールレディース、6月のヴィーナスシリーズ、そして今回と、桐生で行われた女子戦3節すべてで、土屋が群馬支部で一番上だったため、3つとも選手班長を任されることとなった。

この3節で一番忙しかったのは？と最終日に聞いてみた。「今節ですね。チャリティーイベントとかあって、選手にサインをもらって回ったり、レースが終わったら打ち上げがあるので、その準備をしたり…。アキちゃん(松本晶恵)とふたりで幹事だから、寝る間を削ってやってましたよ。せめてあと二人、地元から出てくれればなぁ」と疲れた表情を浮かべた。