岩瀬裕亮が20代最後にGI制覇に挑む

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岩瀬裕亮

現在、福岡周年に出場中の岩瀬裕亮。予選9位で終え、3号艇で準優出を決めた。岩瀬は現在29歳、この開催が終わった直後の11日には30歳の誕生日を迎える。つまり、20代ラストのシリーズがこの福岡周年となったわけだ。

岩瀬といえば106期の超エースとして、鳴り物入りでデビューした。同期には森野正弘佐藤大佑荒井翔伍、女子では今井美亜ら逸材ぞろい、デビューから注目された期でもあった。その中で岩瀬は卒業記念競走で優勝、リーグ勝率は8.22、優出8回というズバ抜けた成績でやまとを卒業している。

デビュー5期目には早々とA1級に昇格を果たし、スター街道をひた走った。しかし、デビューして8年が経ったが、まだGI制覇には届いていない。これまでのGI優出は3回。岩瀬の素質を考えれば少ないと言ってもいいだろう。

ターンレベルはすでに記念でも上位クラスにある。SG出走も意外と少なく、2014年と2017年のメモリアル、2017年のオーシャンカップと合計3節しか出場していない。今年は若松オーシャンカップの出場が確定、地元の蒲郡ダービーも現在出場圏内にいる。岩瀬の実力なら、本来、自力で出場権を得られるSG(クラシック、オーシャン、ダービー)はすべて出て当然なはず。

ゆくゆくは愛知支部を背負っていく存在でもあるだろう。まもなく30歳となるが、20代ラストの福岡でどんな結果を残して終わるかも注目される。そろそろ大ブレイクしてもいい頃なはずだ。