推薦枠があるSG、オールスター
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【木下翔太】<!--
【木下翔太】-->
5月第4週に行われる「ボートレースオールスター」(笹川賞)は、ファン投票の上位が出走するSGだが、『委員会推薦』枠が3つほど設けられている。
SGとGIでは他に「メモリアル」(MB記念)と「マスターズチャンピオン」(名人戦)にも通称“推薦枠”が設けられているが、こちらは正確に区別するなら『施行者希望』選手。だからほとんどの開催で数人、地元の有力選手がリストアップされる。
しかしオールスターのこの『委員会推薦』では、地元選手も多少は考慮はされるが、決して中心ではない。具体的には、最近5年間で15人推薦されている中で、地元支部の選手はたった3人だけと、5分の1に過ぎない。
では最近は何が重視されるかというと、ファンからの投票数だ。得票の次点1位、2位の選手が選ばれる傾向にある。
今年もまた同様である。尼崎開催であるが、推薦されたのは笠原亮・石渡鉄兵・木下翔太の3選手。笠原と石渡は得票数が50番目、51番目だった。木下だけは得票ではもう少し下位だったが、その上昇度や新鮮な魅力、さらに近畿地区のホープとして推薦されたものと推測される。
SGなど過去の実績を見ると下位の選手が選ばれることが多い、この『委員会推薦』枠だが、推薦を受けて意気に感じて活躍する選手も出てくる。何より一昨年の尼崎開催では、この枠で出場した平本真之が優勝を飾り、その推薦に応えた。今年も推薦3選手には要注意だ!