出走数で稼ぐ樋口由加里がF

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樋口由加里

平和島オールレディースの2日目(5月5日)10Rで樋口由加里出口舞有子と一緒にフライングを切った。樋口にとっては実に3年ぶりのF。2016年と17年で2年連続クイーンズクライマックスに出場したが、出走回数を重ねることで賞金を稼いできたタイプだけに、年末のことを考えると、このFは痛い。

この休みは6月15日から7月14日までなので、出場当確圏内のレディースチャンピオンには影響はない。しかし、F持ちになったことでレーススタイルには多少なりとも影響は出るだろう。特に期始めのFということで、王座に限らずこの半年間はスタートで慎重にならざるを得ない。

しかし樋口は決してスタートが遅いタイプではない。むしろ早い。特にここ最近は平均15前後で、女子ではトップクラスの数字。それでいてスタート事故が少なく、2008年5月15日にデビューしてから10年で7本のF。山田康二は11本、遠藤エミは8本、前田将太は14本。同期の主な選手と比較しても少ないことがわかる。それだけに極端にスタートで後手を踏むということはないだろう。