クラシック優勝戦をデータから占う

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白井英治

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白井英治】-->

浜名湖で開催されているSGボートレースクラシックは、20日、準優勝戦が終了し、優勝戦のメンバーが出揃った。1号艇から白井英治井口佳典岡崎恭裕瓜生正義寺田祥峰竜太という非常に豪華なメンバー。文末には各選手の通算成績を記したが、6人の合計獲得賞金は67億3567万2716円と想像を絶する金額だ。全員SG覇者ではあるが、井口と瓜生以外はSG2勝目を目指す。

白井のSG優勝戦1号艇は14年のグランプリ以来2回目。その時は3着に敗れたが、今回の絶好枠は活かしたい。

井口の2号艇は6回目で最高位は2着。なかでも昨年のグランプリでは2号艇ながら4カドに引き、道中、驚異的な追い上げで峰竜太を逆転したことは記憶に新しい。

岡崎の3号艇は4度目。11年の福岡メモリアルでFしたのはこの枠だった。しかし、今回の舞台の浜名湖は8年前に6号艇5コースからSG初優勝を決めた思い出の水面。スーパーエース機でどんな走りを見せるか楽しみだ。

瓜生の4号艇は9度目で、10年の桐生ダービーと11年福岡メモリアルでともに優勝している。ここで優勝すれば権利がなかった尼崎オールスターへの出場権も取れる。記録が残っている96年以降において、A2級でオールスターに出場した選手はいない。岡崎の隣で展開が向くか注目だ。

寺田の5号艇は08年芦屋グラチャン以来2度目。前回は3着だった。最近は安定感だけでなく一撃の破壊力もあるので、外コースでも軽視禁物。

峰の6号艇は初めて。5号艇で大外に出たことは2回あるが、最初から緑のカポックを着たことはない。過去1年のデータをもとにすると、6号艇での2連対率は32.4%、3連対率は64.8%ある。今、ボート界でも最も舟券を売り、最も舟券に貢献する選手だけに楽しみはある。

最後に各選手の通算とSG成績を紹介しよう。(成績は3月19日現在。優出回数のみ加算)

白井英治(山口)

<通算成績>

勝率/1着数 7.63/1607

優出/優勝 211/80

獲得賞金 11億9525万7713円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 8.01/20/1

初優出 01年常滑ダービー(5着)

初優勝 14年若松メモリアル

井口佳典(三重)

<通算成績>

勝率/1着数 7.29/1254

優出/優勝 194/65

獲得賞金 12億4270万1066円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 7.78/22/5

初優出 07年平和島クラシック

初優勝 08年平和島オールスター

岡崎恭裕(福岡)

<通算成績>

勝率/1着数 6.96/923

優出/優勝 125/35

獲得賞金 5億4537万3000円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 7.24/10/1

初優出 10年平和島クラシック

初優勝 10年浜名湖オールスター

瓜生正義(福岡)

<通算成績>

勝率/1着数 7.60/1818

優出/優勝 262/79

獲得賞金 20億3079万4791円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 8.07/34/9

初優出 01年住之江グランプリシリーズ

初優勝 07年住之江オールスター

寺田祥(山口)

<通算成績>

勝率/1着数 7.05/1462

優出/優勝 191/42

獲得賞金 9億8653万9067円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 7.37/11/1

初優出 07年平和島ダービー

初優勝 17年若松メモリアル

峰竜太(佐賀)

<通算成績>

勝率/1着数 7.31/1072

優出/優勝 157/52

獲得賞金 7億3500万7079円

<SG成績>

勝率/優出/優勝 7.98/14/1

初優出 11年尼崎オールスター

初優勝 17年丸亀オーシャンカップ