SGの出走権をめぐる悲喜こもごも
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【前本泰和】
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2月21日の中国地区選で、今年のクラシック出場者の52人目がようやく決まった。今年は地区選優勝で5人もの選手が追加で参戦を決めた。
SG常連選手はともかく、A1級の大部分とA2級上位の選手に話を聞くと「まずクラシックの出走権を目標にしている」という選手が多い。その理由は「シンプルに自分が頑張ることによって出られるから」だという。
クラシックはGⅡまでの優勝者と一般戦の優勝回数上位者が出られる。とくにA2級の選手にとっては、GⅡならチャンスがある。さらに出走回数に制限がない。それに対して、オールスター・グランドチャンピオン・メモリアル・ダービーの4競走はA1級に限定されているし、オーシャンカップを加えた5競走は160走以上が必要となっている。さらにいえば、オールスターやメモリアルは、仮に好成績を残しても、出場選手は第三者(ファンや施行者)によって選ばれる。自力だけでは出場がかなわないのだ。
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