初優勝の二人
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【新開航】
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この1週間で初優勝が二人誕生した。
一人目は強制的に初優勝が生まれる大村恒例の企画レース「夢の初優勝男女W優勝戦」。ここで夢をつかんだのは津田裕絵。1月から自身初のA1昇格、レディースチャンピオンに2度出場経験がある格上だけに順当な優勝といえる。
しかし、注目したいのは優出したほかのメンバー。津田は1号艇。2号艇以降は勝浦真帆、西村歩、大橋由珠、瀧川千依、石井裕美で、津田と西村以外の4選手がデビュー初優出。なかでも石井はデビュー13年7ヶ月での初優出で、記録が残っている96年以降では6番目に長くかかった初優出となった。
もうひとり初優勝を達成したのが芦屋の「スポニチ金杯新春特選」で、大外からまくり差した新開航だ。新開は16年5月にデビューした118期生で、関野文、栗城匠、板橋侑我、山本宝姫、宮之原輝紀らと同期だ。
今年から芦屋のフレッシュルーキーに選ばれ、正月戦に続く当地連続斡旋となった今節は、2日目後半から急激にリズムアップさせ予選突破。準優勝戦5号艇を2着でクリアし、6号艇で優出。優勝戦ではカドの藤田靖弘の攻めに乗って、まくり差しで突き抜けた。2着に5号艇の鶴田勇雄、3着に1号艇の岡村慶太と地元勢ワンツースリー決着で、3連単9万3180円というビッグな配当を提供した。
ちなみに新開は、デビューして3日目(16年5月24日)に初勝利を挙げているのだが、その時にも驚愕配当を叩き出している。2連単が57万9900円、3連単が22万6310円。3着に1号艇シードの福来剛が入線したことで、配当の逆転現象が起きたとみられる。なお、この2連単配当は、2連単における史上最高配当となった。