ルーキーシリーズが大幅増加

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モーターボート競走会から、来年の4月より始まる「平成30年度」のグレード別競走開催予定が発表された。すでにSGおよびプレミアムGIのスケジュールは発表されていたので特段の大きなサプライズがあったわけではないが、ひとつ、目立つ変化があった。

ルーキーシリーズの増加だ。同シリーズは毎年1月から始まり、17年はトータルで12戦が行われたが、これが来年には計22戦と大幅に増えることになった。平成25年度まで行われていた“前身”の新鋭リーグは年間20戦以上行われていたので、ほぼ同じような形に戻ったといえるだろう。

ご存知のように、ルーキーシリーズは今年度より選手斡旋が見直され、オーバーエイジ枠が取り入れられている。それまでは登録6年未満で30歳未満の選手が出場することになっていたが、これに「登録6年以上かつ満30歳未満の者のうち、A1級およびA2級のもの」という条件を加え、卒業組を斡旋できるようにしたのだ(SG優出経験者は除く)。6年未満の選手だけだと、A1級が全くいないというケースも出ていたが、オーバーエイジによりそうした事態は避けられるようになった。

これでシリーズの主軸格も明確になった。それにより売上も好転してきた感もある。だからこそのレース増なのだろう。若手にとっては“勉強の場”が増えることになり、若手全体の底上げも期待できるかもしれない。もっとも、17年のルーキーシリーズは、一時はオーバーエイジ組ばかりが優勝していたものの、最後の4戦はすべて登録6年未満の“正規の”出場選手。若手の低迷が言われて久しいが、変化はすでに起こっているのかもしれない。ルーキーシリーズに改めて注目してみたい。