現代の“展示屋”

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三井所尊春

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三井所尊春】-->

展示タイムが発表されるようになったのは1986(昭和61)年4月から。それ以来、予想の参考資料とされてきた。そしていつの時代にも“展示屋”と呼ばれる、常にトップの展示タイムを出す選手がいた。

では現代の“展示屋”にはどんな名前が挙がるだろうか?2015年1月から今年12月7日までの約3年間に渡る、平均展示順位のデータを基に紹介してみよう(この期間中に300走以上した現役選手を対象とする)。

1位やはり『大本命』三井所尊春(佐賀)で、平均展示順位は1.69。とくに最近はトップ展示が目立ち、8月9日以降約4ヶ月間、展示順位3位以下になっていない。12月7日現在継続中で、いつまで続くか楽しみだ。

2位は大須賀友(愛知)、3位には澤大介(三重)。澤は皆さんもご存知の通り大外専門で、チルトを目いっぱいハネることも多い。4位に平尾崇典(岡山)。SGウィナーであり、記念戦線でも常に三井所と展示タイムのトップを争う。

5、6位に栢場優子(東京)、藤田美代(福岡)と女子がランクイン。ともに女子の中でも軽量のベテランだ。7位が乙津康志(東京)。関東有数の整備巧者で、とくにペラ名人として知られる。

8位以下は、宮下元胤(愛知)・磯村匠(東京)・田路朋史(兵庫)・北川太一(佐賀)・川上剛(福岡)・高田明(佐賀)と続き、以上の13人が平均展示順位で1点台をマークしている。

このほかA1上位では、坪井康晴(静岡)・藤丸光一(福岡)・白水勝也(福岡)・森永淳(佐賀)・飯山泰(東京)らが、常に展示タイムの上位をマークしている。こう並べてみると、佐賀と東京には“展示屋”が多いようだ。