大嶋一也がラストラン(11/9蒲郡9R)
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【大嶋一也】
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愛知の御大・大嶋一也が引退することを表明した。ラストランは現在開催されている地元の蒲郡周年の9R。6号艇での出走となるが、この引退レースに注目が集まる。
大嶋は言わずと知れたインファイター。果敢なイン取りを中心に前付け選手としてもファンから人気を得ていた選手でもある。同期には同じイン屋の西島義則もいる。
引退の大きな理由は「体力的な限界」と話してはいるが、まだバリバリのA1級を張っており、実力的には今なお来年還暦を迎えるとは思えないほどの活躍をしていた。蒲郡の直前も、丸亀マスターズリーグ、琵琶湖のGⅢと連続優勝を飾っているだけに、引退の発表にショックを受けたファンも多いことだろう。
現在8期連続でA1継続中で、来期もA1級が確定したばかり。
【大嶋一也の記録】
初出走:1981.11.5常滑
初1着:1982.2.27浜名湖
初優出:1982.9.16丸亀(デビュー10ヶ月目)
初優勝:1983.1.13若松(デビュー1年3ヶ月目)
GI初優勝:1988年琵琶湖MB大賞(デビュー6年3ヶ月目)
SG初優勝:1999年唐津グラチャン(デビュー17年9ヶ月目)
GI優勝13回優出63回
SG優勝1回優出10回
通算優勝94回優出329回
通算勝率7.09
生涯獲得賞金15億4972万7777(11/8現在)
ラストランを惜しむファンも多いだろう。最後は6号艇ということもあって、前付けにも注目が集まる。前付け選手として人気があったが、大嶋自身もファンの気持ちや期待を大事にしていたところもある。どうして前付けにこだわるのか?という質問に以前答えてくれたことがあるが、ファンが自分に望むならそれに応えたいということだった。大嶋ほどの実力があれば、特にインにこだわらなくても成績は残せる。イン屋を貫きながらも本来はダッシュ戦も好きと話してくれたこともある。個性派を貫いた裏にはそういう大嶋のファンを大事に思う気持ちが隠されている。
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