下関
成績を大きく左右するエンジンの重要性
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クラシックの桐生順平(1位)、オールスターの石野貴之(6位)、グラチャンの石野貴之(7位)、オーシャンカップの峰竜太(28位)、メモリアルの寺田祥(3位)。各SGの優勝者の横にあるカッコ書きの順位は何かというと、使用モーターの2連対率順位だ。
今年のSGはここまでモーターの素性が成績にきっちり反映されている。好調機を引いた選手は序盤から上位着を並べ、逆に低調機だと這わされてしまう。
整備巧者でおなじみの赤岩善生はメモリアルの時、初日の1走目に電気一式とクランクシャフトを交換。2走目にシリンダとキャリアボデーを交換。その後も部品交換や調整に手を尽くしたが、やればやるほど悪化の一途。9走して5着1回、残りは全て6着という信じられないような成績だった。
このように実力が拮抗しているレースだと、機力差がそのまま成績に出てしまう。この傾向に賛否の声があることは確かだが、今すぐ何かが変わるわけではないので、ビッグレースではまずは機力の評価を正確にしたい。
19日から蒲郡でGIヤングダービーが開催されるが、本誌での展望をもとにすると、現状絶対的なエース機は不在とのこと。20、60、64号機がトップ3。
20号機は6月に牧宏次が優勝を飾ってから本格化。9月の男女W優勝戦では孫崎百世に2勝目をプレゼントした。60号機は平均展示タイム順位は2.2位と伸びが光る。乗りこなせれば一撃の魅力が高い。64号機はやや下がり目のエンジン。2連対率は50%を超えて2位だが、7月をピークに勢いが止まりつつある。SG戦士の手でまた超抜に戻るかが見ものだ。
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