中止順延と選手

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

この夏も、天候不順により中止順延になった開催が何日かあった。施行者にとってはできれば避けたいし、ファンにしても残念なこと。そして選手にとってもまた、これは“大敵”なのだ。

何しろ選手は開催中ずっと管理され、レース場と選手宿舎を往復するだけ。順延になると宿舎で缶詰にされる時間が24時間丸々増えてしまう。ひと言でいえば、ヒマを持て余すのだ。

外部と遮断されるため、ネット環境は一切なし。オンラインゲームなどはできない。用意のいい選手は映画のDVDや単行本、簡単なトレーニング器具などを持ってくる選手もたまに見かけるが、たいていの選手はだべったりテレビを見たりして時間を潰すとのこと。

宿舎によってはゲームやビリヤード台などが置いてあったり、将棋や碁なども数セット常備されているとか。ただし麻雀はギャンブル性が考慮されてなのか、麻雀卓の用意はなし。またカラオケの機材を置いてある宿舎もあるらしいが、アルコールは禁止されているから盛り上がりに欠けるのは仕方ない(競輪の宿舎では軽いアルコールはOKらしいが)。

ちなみに、あっせんがたて込んでいる選手で、順延で次のあっせんとかぶってしまう場合は、正式なあっせんの方が優先される。たとえ優出していても、泣く泣く欠場して次の開催地に向かわねばならない。そこまであっせんがたくさん入っている選手は、一般戦主体のA級選手や、最近では女子選手がひっぱりだこなので、人気女子選手にもたまに見られる。

9月、10月と、まだまだ台風の季節が続く。あまり影響がないといいのだが…。