夏場の浜名湖は傾向が一転!?

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21日からGI「浜名湖賞」が開幕する。1月にも浜名湖賞が開催されており、今年は2回目の周年となる。では、前回1月の開催が舟券作戦の参考になるのかといえば、少しあやしいところもある。

まず第一に季節が違う点だ。浜名湖は冬場と夏場の風向きがまったく違う。これはどこの場でも言えることだが、浜名湖はそれがよりはっきりと表れる場でもある。

1月の周年では全72レース中、追い風が69レース、横風が3レースで向い風はゼロであった。しかし、夏場はこの風が一転する。

昨年の夏場(7、8月)の風向きを調べると追い風は6%、向い風は82%と冬場とは完全に逆転する。風によってレース傾向も変化するので、1月の周年の傾向はそれほど参考にならない可能性が高いのだ。

今回はほぼ向い風が予想されるが、向い風の時の傾向はどうか?一般的に言われることは、インを中心に内寄りが弱くなることが挙げられる。しかし、浜名湖においてはインは追い風だろうが、向い風だろうがほとんど変わらない傾向がある。むしろ気温上昇の方がインに影響を及ぼし、33度以上になってくるとインコースは弱くなっていく傾向がある。

また、向い風だからといってまくりが増えるわけでもない。明らかに増えるのはまくり差し。3~5コースが向い風を利してスリットで先手を奪って、まくり差しハンドルをねじ込む。そんなパターンが増えるのだ。

追い風と違う点をもうひとつ挙げるとすれば5、6コースの1着率が上がること。もちろん頻度は少ないが、追い風時と比べると格段にアップするので、少し頭に入れておいてもいいだろう。

GIならばまくり差しがうまい選手は多く出場するので、狙い目の選手を絞りづらいかもしれない。ただ、夏場ということを考慮すれば、やはりエンジンが出ている「差し系」の選手を重視するといい結果が得られるかもしれない。