赤岩善生、Fで反骨心に火がついた?
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【赤岩善生】
本日(6月21日)2日目が終了した鳴門のSGグランドチャンピオン。ここまでのところ、石野貴之と赤岩善生が2、1、1の成績で、得点率9.33で並んでいる。どちらも6号艇で1着を取っているのが大きく、3日目以降の活躍も期待できる。
しかしながら赤岩は、鳴門に入る直前の住之江周年最終日(6月15日)の11Rでフライングを切ったばかり。初日に行われた選手紹介でも「前節はフライングしてすみませんでした。今節はスタートからもっともっと集中して頑張ります」とファンの前で反省と意気込みを述べた。
ここまで3走のタイミングは07、04、17とFを切ったばかりの選手とは思えないほどの好タイミング。整備で気配が良化したことを口にしているので、行き足も相当仕上がっているのだろう。
赤岩は追加斡旋は断らない、よほどのことがない限り途中帰郷はしない、というスタイルを貫いている。家族の行事よりも仕事を優先し、転覆などで体を痛めても最後まで走り続ける。これは、タイトルなしで1年間走り続けたことでグランプリに出場した経験が大きいという(2008年。当時は賞金ランクベスト12だった)。
それだけにフライングしない、休まないということの重要性を誰よりも知っていると言える。だからこそ、住之江周年で切ったFによって、ギヤを上げたのかもしれない。赤岩は自身のことを「反骨心の塊」だという。「格闘技をやっていた頃から、叩かれて叩かれて『なにくそ!』と思う性格だったから、見ておけよこの野郎、と」(本誌マクール16年12月号、巻頭インタビュー)。まさに逆境の時こそ力を発揮するタイプ。今回は大仕事を成し遂げるかもしれない。
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