太閤賞の売上がSG並!?

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昨年度1兆1111億円をマークし、舟券の売上が大幅に回復している我らがボート界。その主な要因としてナイターやモーニングレースが好調であること、女子レースの人気、電話投票の拡大、本場や場外発売場、外向発売所の相互発売の拡大など、複合的な要因が考えられる。

昨年度の売り上げ上位は、700億~900億円台でナイター場が独占。続いて電投ファン御用達の大村、その下に大都市圏の場、モーニング場、その他のデイレース開催場といった感じでランク付けされる。

現在「GI太閤賞」(61周年)が行われている住之江は、昨年度931億円を売って、売上日本一に輝いた。かつて住之江の周年は冬場のデイレースが恒例だったが、昨年からは夏場に開催時期を移している。

今節は序盤が土日ということもあって、初日は10.9億、2日目は11.3億円というSG並のハイペース。3日目は9.1億円と平日となってダウンしたが、このままいけば施行者が目標に掲げる55億円はクリア確実。さらに今年これまでのGI最高記録をマークしそうな勢いだ。

最近の住之江はボートのデザインを一新したり、一般戦ではついにシード番組の「住之江5」をスタートさせるなど変化を見せている。本誌読者からは「メッカはメッカらしくデ~ンと構えていてほしかった」という声もあったが、全国1位の売上を誇っても、攻めの姿勢を見せ続けることが今の時代には大事なのかもしれない。