追配狂想曲
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
【山本宝姫】
【山本宝姫】
5月某日、山本宝姫のオフの日に取材を行っていた時のこと。「あ、ちょっとすみません」と断って電話に出る山本。その電話の相手は「競走会の斡旋課からで、平和島ヴィーナスシリーズの追加斡旋の連絡でした」と。記者もその場に立ち会ってはじめて知ったのだが、追配の連絡は、こうして電話で突然来るのだという。
それゆえ、その電話に出られなかったら、追配のチャンスを逃してしまうこともあるそうだ。「向こう(斡旋課)も急いで人を探しているから、電話を掛け直しても、『別の人に決まっちゃいました』ということはよくあるんですよね」。だから追配をつかむのもタイミングが肝心だ。
「追加でお仕事がもらえるのは、本当にありがたいです。それに平和島はもちろん、関東地区は初めてなのですごく楽しみです」と意気揚々と話した山本だが、結果はなんと初戦で+コンマ01のF。「フライングしちゃいました~」と肩を落とす山本。楽しみだったはずの追配だが、ほろ苦の思い出が残ってしまった。