レディースチャンピオンの勝負駆けもそろそろ注目
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【角ひとみ】
4月といえば、級別審査の勝負駆けだが、女子選手にとってはそのひと月先の5月も勝負駆けの月となる。選考期間が5月いっぱいで終わりになるレディースチャンピオンに向けて、ボーダー近辺の選手は新期早々に5月も気が抜けない月である。
優先出走権は前年覇者(海野ゆかり)、GⅢオールレディースの優勝者ですでに14人が出走権を持っている。残るオールレディースは現在開催中の徳山を含めて5つ。すでに出走権を持っている選手が優勝する可能性もあるが、残る30枠ほどを期間勝率で争うことになる。
4月15日現在で、勝率ボーダーは5.47と例年と比べてもかなり高いものとなっている。前年は5.31だったが、この時もボーダーは高かったので、今年はさらにハイレベルな戦いになっている。ちなみに2015年が5.13、2014年がが5.17だった。
現在52位が角ひとみ、53位が森岡真希でともに前年出場者。常連の鵜飼菜穂子は84位と苦しい状況である。若手の注目どころでは中村桃佳。現在の勝率は5.98で安全圏におり、初出場はかなり濃厚。GI初出場は今年の地区選で済ませているが、女子のGIはまだ経験がない。5月にはSGオールスターにも出場が決まっており、今年は中村にとって「初ものづくし」の1年となりそうだ。
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