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【加藤峻二と今村豊】
現在発売中の本誌「マクール」の「マクール探偵局」では、「選手はトークショーで何を語るのか」というテーマで3ヶ所のトークショーを調査した。しかし、紙幅の関係でどうしても全てお伝えすることはできず、また「すべて読みたい」という声もあったことから、ここで3回連続で各イベントの全文を掲載する。
第1回は2月19日に戸田で行われた加藤峻二さんと今村豊によるトークショー。非常に多くのファンが集まったイベントとなった。
なお、かなり長いので、見出しを利用してご覧ください。
[wp_emoji2 code="d125" alt="1 (one)"]:【憎らしい今村豊】
[wp_emoji2 code="d126" alt="2 (two)"]:【同じ勝ちでも価値が違う】
[wp_emoji2 code="d127" alt="3 (three)"]:【今村豊へ「練習しろ!」】
[wp_emoji2 code="d128" alt="4 (four)"]:【辞めて「しまった!」】
[wp_emoji2 code="d129" alt="5 (five)"]:【黒井達矢に期待!】
司会 今村選手、この熱気。
今村豊 すごいですね。記念レースの勝利者インタビューよりすごいんじゃないですか。これもやっぱり加藤さんのおかげだと思います。
司会 先ほど加藤さんとお会いになって、「お久しぶりです」とのことでしたが。
今村 引退されてからは会ってないので。たぶんその前の名人戦以来だと思いますから。
司会 加藤さんの引退の報を聞いて、今村選手は号泣されたそうです。
加藤峻二 はい、聞きました。なんだか不思議な感じがしました。
今村 僕は下関を走ってて、はじめは「嘘だろ!?」と信じられなかったんですけど。……神様ですから、僕にとっては。
司会 加藤さんがデビューしたのが昭和34年。今村豊という男の子が生まれたのが昭和36年です。
(会場どよめく)
今村 生まれる前から選手なんですから。
加藤 36年というと、ダービー、地区対抗、モーターボート記念の3つに出場した年ですね。デビューして2年でしたけど。
司会 当時のボート界はどんな雰囲気でしたか?
加藤 今のようなきれいなレース場ではなく、鉄火場のような雰囲気で、選手も特攻隊崩れなんて人もいましたから、恐ろしかったですよ。こっちは紅顔の美少年なんですから(笑)。
今村 僕がデビューした時、加藤さんはまだ30代だったと思うんですけど、カッコよかったですよ。もちろん今でもカッコいいんですけどね。でもね、デビューした当時なんて、加藤さんの顔は見れないですよ。それぐらい神様ですから。
加藤 その頃まで。かわいかったのは。それからは憎たらしい、憎たらしい。後ろからでもスイスイ抜いていくし(笑)。
司会 ご自身も先輩を抜いて行ったんでしょ。
加藤 まぁそういうことなんですよね。だけどね、当時、僕が本栖の訓練生の憧れの的だったんですよ。彼が出てきたらそれを全部持って行っちゃった。今村豊、今村豊ってね。
今村 でもね加藤さん、その僕が加藤さんに憧れているわけですから、裏を返せばみんな加藤さんに憧れているんですよ。僕は加藤さんのレースぶりを見て学んできたわけですから、僕のレースを見て憧れたなら、加藤さんに憧れてるんですよ。
司会 さてそのレーススタイル、加藤さんには美学がありましたよね。
加藤 美学と言えるほどのものではないですけど、レースはスタートしてからがレースだと思っていたわけですよ。昔のごちゃごちゃしたイン取りなんか本当に嫌で嫌で。そこまでして勝ちたくないというか、そういうやつらは外からきれいにひとまくりしてやる!って。
今村 ボートレースって昔からイン有利じゃないですか。有利なところで勝ってもうれしくない。不利なところから勝ってこその価値だと思うんですね。お客さんからすると、有利なところからキッチリ勝ってくれよって思うかもしれないですけど、私たちは競技者というプロ。その視点からすると、同じ勝ちでも価値が違うんですよ。
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