進入とスタートが万舟ゲットのカギ

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児島で開催しているSGボートレースクラシック。みなさんの舟券の調子はいかがだろうか。3日目終了時点での万舟出現率は22.2%。全グレードの平均万舟出現率は18%くらいなので、大荒れしている印象はなくても配当自体は高めに推移している。

ここで、昨年のSG日別万舟出現率をご覧いただきたい。

初日 23.9%

2日目 20.7%

3日目 30.4%

4日目 19.6%

5日目 22.0%

最終日 19.6%

3日目が驚異的ともいえる荒れ具合。30%というと、1日に平均4本万舟が出る計算だ。今節に関していえば2本しか出なかったので、もし今年もこの傾向が続くならば、オールスター以降のSGで万舟が多く出るのかもしれない。

一般的に配当が荒れる日は、初日と4日目というのが相場だ。初日は情報が少ないため、気配よりも選手のネームバリューやコースで舟券が売れる傾向にある。そのため、好気配選手が結果を出して穴になる。4日目は勝負駆けによって、進入が乱れてスタートに影響を及ぼす。

この“進入が乱れる”というのが、好配当を獲るにはキーワードになる。今節大活躍している松村敏。平均スタート11という超人的なスタート力が武器だが、今節は進入が乱れる番組に組まれ、前付け艇を入れて一気にまくるというレースで白星を重ねた。

2日目6Rは5号艇だが、6号艇に松井繁がいるため前付けに動き、松村はそれを入れて大外単騎ダッシュを選択。松村のスタートは17と控えめだったが、スロー勢が25~30と向かい風の影響で立ち遅れ、大外から一気にまくって3連単1万4670円を提供。

3日目の5Rでは2号艇で出走したが、6号艇の新田雄史が前付けに動き2コースに入る。松村はマイペースの3コースを確保し、トップスタートを決めて一気のまくりで3連勝。2着に長嶋万記が入線し、またしても3連単万舟券を提供した。

このように前付けとスタート巧者の存在がレースを面白くしている。このあと、みなさんが1本でも多くの万舟券がゲットできますように。