伝説の児島クラシック 第3弾~2008年
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【獲る気で勝った松井繁】
【獲る気で勝った松井繁】
過去に3回行われた児島のクラシックを振り返る企画第3弾は、9年前の第43回総理大臣杯だ。
●2008年 優勝=松井繁
出場選手のほとんどが登録3000番台。2000番台の選手は今村豊ひとりで、若手の4000番台も井口佳典や湯川浩司など新鋭時代から活躍している一部の選手に限られている。とはいえ初出場が8名、女子が2名と他のSGとは雰囲気の違う顔ぶれになった。
シリーズをリードしたのは松井繁。機力、レースぶり、スタート、どれをとっても文句なしの内容で、オール2連対で優勝戦1号艇を獲得。予選2位は前回の当地総理杯でSG初優勝した今垣光太郎だったが、準優勝戦で大敗し、優出できなかった。
優勝戦のメンバーは1号艇から松井、辻栄蔵、原田幸哉、寺田祥、三嶌誠司、中島孝平で、中島はこの時がSG初優出。オッズは松井で一本かぶり。完全に相手探しのレースとなった。
進入は、スタート展示、本番ともに動きを見せた三嶌が3コースにもぐりこみ、並びは1253/46。スリットはほぼ横一線で、1マークは松井が先取り。その直後、ターンの出口から出ていく足が強烈だった。あっという間に後続を置き去りにして優勝をほぼ確定。2着に三嶌、3着に辻が入線し、人気サイドの決着となった。
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