伝説の児島クラシック 第2弾~1999年

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

【SG初優勝した今垣光太郎

<!--

【SG初優勝した今垣光太郎

-->

過去に3回行われた児島のクラシックを振り返る企画第2弾は、今から18年前、第34回総理大臣杯だ。

●1999年 優勝=今垣光太郎

当時の出場選手一覧を眺めると、現在、解説者としておなじみの黒明良光さんや中道善博さんなど懐かしい名前が並ぶ一方で、江口晃生今垣光太郎松井繁市川哲也太田和美、山崎智也など現役のSGクラスも多数名を連ねるなど、今とそれほど顔ぶれが変わっていないことに驚く。

戦前の注目は前人未到の総理杯3連覇に挑戦する西島義則。同一タイトルの連覇はいるものの、3連覇は現代においても達成者はいない。なお、今年はグラチャンで山崎智也、オーシャンカップで石野貴之がそれに挑戦する。

また地元の御大・黒明にも注目が集まった。というのは、81年の総理杯からこの大会まで児島では2度SGが開催されたが、どちらともFで不出場。久々の地元SGはドリーム発進で、そのレースはインからトップスタートの逃げ圧勝。さすがというほかない。

予選トップ通過を果たしたのは市川哲也。抜群の伸びを誇る快速機で白星を量産。準優勝戦もトップスタートでイン速攻を決めた。しかし、当時は現代のように予選順位が優勝戦の枠には反映されない。準優1着グループと2着グループに分けて、抽選されていた。その結果、優勝戦1号艇を手にしたのは田中信一郎。この時がSG初準優出で、もちろん初優出。同年の1月には新鋭王座決定戦を走っていた若手選手だった。