充実の奈須啓太、展示タイムをチェック

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奈須啓太

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奈須啓太

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福岡支部の好調選手ランキング9位の奈須啓太。12年後期から10期連続A1級を継続しているが、キャリアハイの成績は14年前期の6.94。まだ勝率7点台を取ったことがない。しかし、11月からの新期勝率は7.36、自身初の7点レーサーになる大チャンスといえる。

奈須は11月から3月7日まで10節走っているが、そのうち予選落ちしたのはわずかに2度。特に昨年末の鳴門以降は優出ラッシュし、1月の住之江では5コースからタッチスタートを決めてまくり差しV。続く福岡では予選トップ通過からの王道Vで2節連続優勝を決めた。

奈須の躍進を支えているのはスタート力。新期の平均STはコンマ13。元々スタートが遅い方ではないが、新期はもうひとつ踏み込んだスタートで白星を量産している。

エンジン調整は伸び重視で、展示タイムはいつも早い。6割以上が展示タイム1位か2位でその時の1着率は4割を超える。特に1位であれば、約半分が1着になるというデータもある。

スタートが早くて、伸び型に仕上がっていればまくりが増えるのは当然のこと。決まり手比率では差しの約3倍、まくりで1着を取っており、グループの先輩である瓜生正義のスタイルを踏襲していると言えるだろう。

期末へ向けての斡旋は、3月16日~徳山、4月8日~桐生、そして4月18日~三国周年。記念の出走は一昨年の12月平和島周年以来だが、ここでアピールして上の舞台に定着してほしいものだ。