クラシックと優勝

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松井繁

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松井繁

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15日の水曜日には、いよいよ今年のSG第一弾、ボートレースクラシック(総理杯)が児島で始まる。ご存知の通り、クラシックに出場するのは優先出場者と、GⅡ以上のレースの優勝者(今年の地区選手権含む・LCCは除く)、そして前年の一般戦優勝回数上位の選手だ。

今年の一般戦優勝組は19人で、年間優勝4回で勝率2位の前本泰和までが出場することになった。前本は1月に発表された出場選手の中では予備10位。しかし、地区選の優勝がすでに出場権を有している選手ばかりだったこと、また予備上位の選手がF休みと重なったこと、白石健に出場停止処分が課されたこと、さらに平山智加の私傷病による欠場が発表されたこと、これらにより予備10位からの出場という超異例のケースとなった。

さて、このクラシック、過去5回の優勝選手を覚えているだろうか。昨年が坪井康晴、15年が桐生順平、14年松井繁、13年池田浩二、12年馬袋義則だ。このうち桐生と馬袋はその優勝がSG初優勝だった。

クラシックはSG初優勝が多いことでも知られ、過去51人の優勝者のうち、30人がSG初優勝だった。桐生、馬袋以外で、現役選手でこのクラシックがSG初優勝だったのは以下の選手だ(カッコ内は優勝年)。

重野哲之(11年・復興支援)

山口剛(10年)

中澤和志(06年)

笠原亮(05年)

西村勝(03年)

野澤大二(02年)

烏野賢太(01年)

矢後剛(00年)

今垣光太郎(99年)

西島義則(97年)

鈴木幸夫(92年)

このうち、西島、今垣、烏野、笠原以外は、SG優勝はその時のみ。なにしろ過去に初優勝を果たした30人のうち、20人がSG優勝はその時のみ。もちろん、現役選手にはまだ優勝を加えるチャンスがあるとはいえ、選手にとってはあまり嬉しくないジンクスかもしれない…。

そんなクラシックだが、今回の出場選手のうち、松井繁と池田は過去2回の優勝歴がある。もし今回の大会に優勝すれば、引退した彦坂郁雄のもつ3回優勝に並ぶ。特に松井はクラシックでは過去になんと9回もの優出歴がある超好相性の大会。また今回の開催場の児島はSG初優勝を果たした場でもあり(96年笹川賞)、08年には第42回大会を制した場でもある。松井の最後のSG優勝は3年前のクラシック。相性のいいレースで久々の戴冠はあるのかどうか。