ファンのために諦めない「全力女子」達

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【木村沙友希】

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【木村沙友希】

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レディースオールスターに出場している選手達の話を聞くと「投票してくださったファンのためにも」という言葉をよく耳にする。それは何も建て前ではなく、本気でそう思ってることはピットにいるとヒシヒシと感じることができる。

宮島の超エース11号機を引き当てた長嶋万記は予選3日目までオール2着。本来ならば上出来の成績だが、11号機と最近の長嶋の絶好調ぶりを考えると少し物足りないと感じるファンもいただろう。それは本人も痛いほど分かっている。4日目(1回乗り)は黙々と作業で調整を行い、6号艇ながらも、強烈なまくり差しで見事に1着をもぎ取ってみせた。足的にもようやく仕上がったと周りは感じただろうが、長嶋はまだ納得していない。「エンジンに関しては満点に近い。でも、まだ完全には合い切ってないです」とレース後にペラ調整小屋にまたこもった。その真剣な表情には、ファンの一票一票を無駄にできないという気持ちが伝わってくる。