瓜生正義の飽くなき「グランプリ」への挑戦
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いよいよグランプリも最終日を残すのみとなった。誰もが欲しい頂点のタイトルであることは言うまでもないが、中でも瓜生正義にとっては悲願のタイトルだ。トライアル3戦目を1着で終え、決定戦の1号艇を獲得、悲願達成はもはや目前と言ってもいいか。
振り返ってみれば、瓜生が最も頂点に近づいたのは初出場の2003年の準優勝。05年から史上タイの10年連続出場を果たしながら、06年に3着になって以降は、優勝戦の舟券にずっと絡んでいない。過去のグランプリ(シリーズ除く)の着順を振り返ってみよう。
第18回2003.12.18 住 152②
第20回2005.12.18 住 6落56
第21回2006.12.19 住 512③
第22回2007.12.19 福 転653
第23回2008.12.18 住 531⑥
第24回2009.12.18 住 621④
第25回2010.12.18 住 2555
第26回2011.12.20 住 243④
第27回2012.12.19 住 324④
第28回2013.12.18 住 1564
第29回2014.12.18 平 54
一昨年はグランプリ1stからシリーズ回り、そこでは1号艇で優出しながら準V。昨年はついにグランプリ出場ならず、シリーズ戦で頑張ったがやはり準Vまで。グランプリと同シリーズ戦でまだ優勝歴がないのは、艇界のミステリーといえそうだ。
ちなみに、瓜生以上の記念キャリアを残してきた先輩で、賞金王未勝利の現役選手は今村豊と今垣光太郎だけ。とくに今村には住之江が大きな壁となっていた。しかし瓜生の場合、SG初優勝を住之江で飾っており(07年笹川賞)、水面相性が決して悪いわけではないだろう。
もちろん、1号艇とて絶対ではない。しかし瓜生のダービー以降の充実ぶりからすれば、流れは来ている!としか思えない。年末の大一番、瓜生がついに黄金のヘルメットを手にするのか?