エース機は競艇場の宝

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今では全国的な話題となってきた戸田の44号機。当欄で先日ふれた4節連続優勝へのチャレンジは、残念ながら失敗に終わった。まずはそのレースを振り返ってみよう。

優勝戦1号艇に44号機を駆る北川潤二が座ったが、進入のカギを握ったのは4号艇の西田靖。当然のことながら進入は乱れ、それでも北川はインを死守。起こしは100m手前の位置。スローに4艇がおさまり、3号艇の吉永則雄が目いっぱいダッシュをつけた5カド。スリットは北川が14、吉永が10。44号機のパワーをもってすれば挽回可能な差に思えるが、他のスロー勢が軒並み立ち遅れて壁がなく、北川自身も助走距離が足りずに伸び切る手前で、ダッシュ分勢いがついた吉永にまくられてしまった。これで後方に下がった北川の優勝は絶望的。しかし、道中でぶんぶん前を追いかけまわし、舟券圏内の3番手まで浮上。負けてなお強しのレース内容だった。