吉田稔が還暦を迎える

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【吉田稔】

29日、群馬のベテラン・吉田稔が60歳の還暦を迎える。群馬支部では最年長だった新井敏司が先月引退したばかり。吉田の上にはこれで館野友良(68歳)、藤井定美(61歳)の2人のみになった。

吉田は現在B1級だが、かつてはバリバリのA1級として活躍しGI3勝、SGでも6回の優出を数える。B1とはいっても限りなくA2に近いB1。2015年後期にA1を張っていたことからも、大きく衰えているわけでもなく、再度のA級復帰も十分可能であろう。

さて、現役の60歳以上にはどんなレーサーがいるのか。前期の2016年5月1日~10月30日に出走があった60歳以上の選手は22人(引退選手も一部含む)。その中でA1級は新良一規(60歳)ただひとり。来期もすでにA1が確定している。他では来期A2勝率を残した選手がゼロ。つまり新良以外は全員B級である。それほど60歳以上のA級は難しいということだ。ちなみに50代のA1選手は17人である。