主筆ミズムラのぽろぽろ取材こぼれネタ帖

桐生順平が尼崎記念を得点トップから優勝戦1号艇を獲得し、イン速攻で快勝しました。

これで賞金ランキング4位。チャレンジカップがこれからありますが、グランプリセカンドステージからの出場は濃厚になってきたと言えましょう。

我が埼玉勢は、SGを勝った選手は何人もいますが、2つ以上勝ったとなると加藤峻二さん以降いません。そして賞金王常連という存在も過去にはいませんでした。(加藤さんが全盛期のときはまだ賞金王決定戦はなかったので)

桐生は、そんな埼玉県勢の見えない天井を突き破ろうとしています。

凄いです。

戸田男としては、本当に桐生の活躍を手に汗握る感じで見ています。

桐生の強さはどこにあるんでしょうか。もちろんあの超速ターンの破壊力は言うまでもありませんが、それと同時にエンジン出しへの飽くなき追求の姿勢が大きいと思っています。桐生は整備やペラ調整に関しては艇界トップというほどではありません。ですが、もっと出すもっと出すという意欲は非常に強い。桐生くらいのターン力(乗りこなす力)があれば、足はそれほど求めずに、乗りやすさだけ維持していれば、記念クラスでも充分通用するはず。しかし桐生はもっと出そうと常にしています。