快適新スタンドの小さな落とし穴
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ここ数年、全国のレース場でどんどん新スタンドがオープンしている。蒲郡・大村・鳴門、さらに若松も先日完成の報が届いた。
新スタンドはどこの場も、コンパクトだがなかなか快適。レース観戦も楽になったものだ。
しかしあまりに楽チン過ぎて、思わず見過ごしてしまうこともある。それは水面上のレース環境の微妙な変化だ。吹きさらしのスタンドの時は、気温や湿度の変化、それに風向や風の強さなどもすぐに体感でわかった。しかしガラスで囲われ、空調も抜群の新スタンドでは、それをつい忘れてしまいがちだ。
レース中の選手にとって、一番の大敵は何か?それは暑さ・寒さや強風そのものより「自然状況がコロコロ変わること」と多くの選手がコメントしている。例えば1日中暑かったり、あるいは追い風がきつくても、それに合わせて調整すればいい。困るのは気温が急に下がったり風向が変わった時だ。
ファンも同じ。自然状況の変化に合わせて予想は変えていかなければならない。時には快適なスタンドを出て、水面際で気温や風を感じながら予想に生かすことも必要ではないか?