エース機を超えるお化けモーター

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本日(2日)、江戸川で行われた「GI江戸川大賞」は村越篤が逃げてGI初優勝で幕を閉じた。彼の人柄があふれた優勝インタビューは、別項で確認いただくとして、ここでは村越の18号機を始めとする江戸川のエンジンについて触れてみよう。

4月15日におろされた現モーターは、10~13節ほど使用されている。ここまで2連対率50%を超えているエンジンは18、56、68、19号機の4機ある。

2連対率4位の19号機は行き足がよく、1着が最も多い王道型。周年では濱野谷憲吾が乗り、優勝戦道中追い上げて3着に入線した。

3位の68号機は2・3着が多い着取り型。5月以降、ほとんどA級選手が乗っているにも関わらず、1着が少ない点を考えると、正味のパワーは大したことがないかもしれない。実際、今回の周年では作間章が乗って苦戦していた。

2位の56号機は1・2着が多いタイプ。行き足から伸びが強力で、スタートが同体ならば1Mまでに伸びきってまくりが打てる名機。これだけのパワーであれば、普通ならばエース機といえるレベルである。

だがその56号機を上回るのが今回優勝した18号機。現地の関係者いわく「56号機のパワーは十分エース機でしょうけど、18号機はそれを超える超お化けモーター」。このエンジン、乗り手には恵まていないにも関わらず、2連対率53%超。周年直前の男女W優勝戦ではそれまで1勝しか上げていない佐藤享子が乗り、2勝をマーク。その1走目では大外からまくって10万舟を提供。ある予想専門紙では、「腕は甘いが18号機に乗る佐藤!」として、6の頭の目を推奨していたほど。