F2今井美亜、次はA1維持の勝負駆け

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今井美亜

レディースチャンピオンで優出と大活躍した今井美亜が8月14日に26歳の誕生日を迎える。そんな今井はご存知のようにフライング2本持ち。序盤こそスタートは押さえていたが、予選4走目のイン戦で04まで踏み込み、優勝戦は09。節間平均はコンマ14とF2の選手とはにわかに信じがたいスタートで攻め続けた。

F2での女子選手記念優出は、記録が残っている96年以降5件目。男子を含め、F2以上で優勝した経験があるのは、田頭実(F3・05年10月若松周年)と山口剛(F2・08年1月丸亀新鋭王座)だけ。快挙はならなかったが、それでも十分すぎる健闘ぶりだったといえるだろう。

本誌マクール8月号では、今井にレディースチャンピオンへ向けたスペシャルインタビューを行った。もちろん2年前の三国王座での準優勝戦Fにもふれていて、「すごいことをやってしまったなぁ…と。女子王座は初めての出場だというのに期待されて…」という心境を吐露。戦前は水神祭ができたら、とか、思い切ってレースをしたい、くらいのものだったと言うが、思いのほかトントン拍子に進んだ。しかし準優前に調整面でバタつき、平常心でレースに臨めなかったことが、勇み足につながったと反省する。