グラチャン前の白熱の準優6レース

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6月21日からSGグランドチャンピオンが開催される蒲郡では現在「トランスワード杯」が行われている。当節はボート界初の準優6レース制を採用し、1着のみが優勝戦に勝ち上がれるシステム。準優へは36人と出場選手のほとんどが駒を進めることになるが、その先が狭き門となっている。

2013年から始まったこの企画レースは、過去に3回行われている。それぞれの年の枠番別1着数を下に示してみる。

1号艇2号艇3号艇4号艇5号艇6号艇
13年301011
14年330000
15年320100

1号艇の勝率はジャスト50%。蒲郡の平均のイン勝率が5割前後なので、準優勝戦だから特別にインが強くなるというセオリーは当てはまらない。それどころか、優出へ1着条件ということもあって、進入に動きが出て枠なりが崩れて波乱が起きやすくなっている。13年には1号艇が圏外へ去り、6-2-5で51万4810円という驚愕配当が飛び出したこともある。

今回は予選がわずか2日間しかないため、出走回数は最大でも4走。その中で順位をつけるので、エンジンが出ていなくても枠番や展開の巡りによって1号艇を手にする場合もある。それゆえ、決して過信できないのがこの節の準優1号艇だ。今回はどれほど白熱した準優勝戦になるか楽しみだ。