王者・松井繁がFで連続無事故記録ストップ

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松井繁

王者・松井繁が鳴門周年4日目12Rでフライングを切った。本誌や当欄でも何度かお伝えしているように、松井はフライングはもちろん、転覆などの事故をしない完全無事故の連続記録において、現役継続中では1位だった。

艇界トップクラスの選手が集う記念レースは激しい攻防が繰り広げられるため、事故と無縁でいるのは難しい。しかし松井はそれを避けながら勝ってきたというのがすごい。

今回のフライングで、2013年2月から続く連続無事故記録は785走でストップしたが、その間にSGV2(13年若松オーシャンカップ、14年尼崎クラシック)、GIV5(14年2月住之江近畿地区選、14年5月津周年、15年11月びわこ周年、15年12月平和島周年、16年1月尼崎周年)をしている。松井としては当たり前のことを当たり前にこなしているだけかもしれないが、無事故で勝ち続けるのはとんでもなく難しいということを今一度強調しておきたい。

松井の斡旋は桐生のメモリアルまで入っているので、そこから30日の休みに入る。賞金を伸ばすチャンスは減るものの、幸いその間にSGはなく、入ってもGIが2節だったことを考えれば傷は最小限ですんだと言えるのではないだろうか。

松井の記録がストップしたことで現役無事故記録継続中1位に繰り上がったのは田中信一郎の778走。こちらも記念の斡旋が中心だけに、記録の価値は高いと言えるだろう。

6月1日から6日に発生したスタート事故は以下の通り。

赤字の選手はF2

※★は+0.05以上の非常識なF

1日

庄司孝輔

7月8日~8月6日

谷津幸宏

7月12日~8月10日

烏野賢太

7月6日~8月4日

津 高沖健太★

7月4日~8月2日

徳山 藤本佳史

7月6日~8月4日

徳山 島田賢人

7月6日~8月4日

2日

戸田 加藤翔

7月4日~8月2日

鳴門 興津藍

8月1日~8月30日

鳴門 市橋卓士

8月29日~9月27日

3日

芦屋 竹腰正樹

7月11日~8月9日

宮島 佐々木翔斗

7月7日~8月5日

住之江 平賀圭

7月4日~8月2日

唐津 落合直子

8月8日~9月6日

唐津 菅章哉

8月1日~8月30日

5日

丸亀 田中健太郎

7月7日~8月5日

常滑 赤池修平

7月14日~8月12日

鳴門 松井繁

8月29日~9月27日

6日

多摩川 田中京介

7月12日~8月10日

多摩川 片岡大地

7月12日~8月10日