田口節子、王座の権利を一発獲得!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

田口節子

ゴールデンウィーク真っ只中に若松で行われたオールレディース。連休中にナイターで女子戦という条件が重なって、節間の売上は34億6619万7000円。まるで記念レースのようなとんでもない売上額を記録した。

このレースで優勝したのが、昨年の11月に産休から復帰した田口節子だった。優勝戦、4号艇で出走した田口はカドの4コースから進入。追い風が5m吹く水面コンディション、1Mはほとんどの選手がターンマークを外す中、田口だけはブイ際をきっちり回り、バックで逃げる寺田千恵を捕らえた。そして迎えた2Mをコース有利に運んだ田口が先頭で折り返し、優勝を決めた。

水面が荒れて、イン以外にもチャンスがあったレースではあったが、優勝の決め手はチャンスをとらえられる足に仕上がっていたこと。田口は直前にキャリアボデーの交換を行っていて、それがパワーアップにつながったようだ。

田口は復帰後全節(8節)で予選突破し、5度優出している。3月の宮島男女W優勝戦ですでに優勝しているが、オールレディースは今回が初めて。この優勝によって、出走回数不足が濃厚だった8月の津レディースチャンピオン出場権を獲得した。さらに今後の活躍次第では、年末のレディースチャレンジカップ~クイーンズクライマックスへの道もひらけるし、さらに優勝回数を重ねれば、来年のクラシックでSG復帰を果たす可能性も十分あるだろう。強いママさんレーサーとしての走りが楽しみだ。