荒れる鳴門が帰ってきた!?

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辻栄蔵

4月28日、鳴門が約2年2ケ月ぶりのリニューアルオープン初日を迎えた。初日後半戦は強風に見舞われたものの、中止順延もなく無事シリーズを終えた。最終日には水面コンディションも良くなり、1号艇で優出した辻栄蔵が難なく逃げ切って今年2回目の優勝を飾った。

辻はシリーズ通してオール2連対の安定ぶり。リニューアルと言ってもそれはスタンドの話で、鳴門の水面自体は変わっていない。おそらく「日本一荒れる水面」にも変化はないはずなので、辻のオール2連対での優勝は価値のあるものであろう。

その鳴門の水面傾向は、今シリーズ4日間だけでも随所に見られた。イン勝率は43.8%と低く、決まり手でもまくりが20%を超え、荒れ水面である一面をのぞかせている。

全国平均で15%を超える3桁配当も、鳴門の今シリーズでは6%に留まり、平均配当も9000円オーバー(全国平均は約7300円)と鳴門らしさが見られた。また、最大の注目である万舟の出現率は全48レース中で13回、率にして27.1%を記録している。1節のみの集計とはいえ、やはり鳴門は荒れる水面であることを早くも「証明」した格好となった。

4月25日から5月1日の優勝者は以下の通り。

競艇場 選手名 今年V数

25日

坪井康晴 2

常滑 竹腰正樹 1

丸亀 一宮稔弘 2

26日

戸田 渡邉睦広 1

浜名湖 柏野幸二 1

琵琶湖 大橋純一郎 1

若松 平田忠則 3

福岡 平石和男 1

27日

大村 谷川里江 3

唐津 高橋勲 1

蒲郡 石野貴之 3

江戸川 飯山泰 1

29日

平和島 毒島誠 2

児島 菅章哉 1

30日

桐生 大池佑来 2

宮島 山口剛 1

下関 丸岡正典 2

5月1日

住之江 高野哲史 2

尼崎 向達哉 1

鳴門 辻栄蔵 2