びわこで中間整備機が躍動

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びわこで行われているマスターズチャンピオン。本日(15日)準優進出戦が行われて、準優勝戦に進出する18人が出揃った。展望などのシリーズの詳しい情報は、特設サイトに譲るとして、ここではびわこのエンジンについて考えてみたい。

同地のエンジンは昨年の6月から使われている。10ヶ月も使用しているので、ある程度相場は固まっているものの、それがエンジン勝率と直結していないのがびわこの難しいところだ。

今回使用しているモーター2連対率上位機は、今村暢孝の61号機(44.8%)、大場敏の39号機(44.8%)、田頭実の57号機(44.7%)、金子良昭の52号機(44.5%)、西山昇一の31号機(43.0%)。このなかで準優にコマを進めたのは田頭と大場だけ。ほかは予選落ちした。

一方、本誌「マクール」4月号、マスターズ展望で推奨した「Sランク」エンジンはほかにある。16号機(37.5%)と50号機(33.6%)だ。16号機は上田隆章、50号機は生方厚成が乗り、上田は準優に進み、生方は予選は突破したが準優進出戦で敗れた。ともに2連対率は4割にも届いていないが、エンジンパワーはエース機と称しても問題ないほどだ。

そしてびわこで忘れてはならないのが中間整備の存在だ。競艇における整備は選手が行うことが大原則。整備士のアドバイスを受けることはできるが、手を借りることはできない。これに対して中間整備は、エンジンが選手の手を離れた時(返納検査を終え、管理解除になった時)から、次の選手に渡るまでの間に整備士によって行われた整備のことをいう。

びわこではこの中間整備が低調機を中心に頻繁に行われていて、気配が一変することが非常に多い。前述した生方の50号機を筆頭に、予選トップ通過した西島義則の22号機、準優に進んだ平石和男の54号機、準優進出戦で妨害失格したが強力な動きをしていた野長瀬正孝の66号機など、しっかり結果に結びついている。ほかにも竹上真司の43号機、鈴木幸夫の51号機、作野恒の25号機、山崎義明の48号機も中間整備済みで以前よりは気配が上がっている。

シリーズ直前で中間整備されたのは、藤丸光一の28号機、濱村芳宏の53号機、長岡茂一の56号機。いずれも結果が出ているだけに中間整備の威力のすごさを証明している。5日目・最終日とこれらのエンジンから目が離せない。