赤城おろしが吹けば、穴党の出番
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桐生がある群馬県は、「上州名物、かかあ天下と空っ風」という言葉があるように「赤城おろし」と呼ばれる強い風がよく吹く地域だ。特に冬場はその頻度が高く、年間では9%ほどだが、冬場(12~3月)は、その倍の18%、風速5m以上の中でレースが行われる。実際、昨日(10日)もレースによっては10mを超える強風が吹いて、安定板が装着された。
当欄をはじめ、本誌マクールでも再三、風がレースに与える影響の大きさをお伝えしている。具体的に桐生ではどうなのか。過去1年の通常時と風速5m以上の時のコース別1着率の比較は以下の通り。
通常時/風速5m超
44.5%/37.2%
16.7%/19.3%
13.5%/17.5%
16.0%/17.6%
7.5%/5.8%
2.1%/2.9%
レース傾向の変化は一目瞭然。インが弱くなって、2~4コースが強くなる。アウトは苦しいまま、ということだ。これは何も桐生に限ったことではない。どのレース場でも似たような数字になるので、頭に入れておこう。
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